撮り方講座5 デイライトシンクロ
前回、「もっと光を」と書きました。
では、快晴の日中、野外なら問題ないかというと、
明るさでは、もちろん十分すぎるくらいなので問題なしですが、
また別の問題があるのです。
子供の撮影でも、ブライダルでも、最近は野外のロケ撮影が多くなりました。
みなさん、天気の事は大変気にされます。
でも、快晴すぎるのも( どピーカン )ベストではないのです。
薄曇りくらいがベストです。
( 余談ですが、風もロケ撮の敵です )
それは、どピーカンの場合、目の下、鼻の下、あごの下などに、
くっきりはっきりした影が出てしまうからです。
この影を弱くするために、十分明るいのにフラッシュを使います。
影を消すためのもう一つの方法は、
人物全体を日陰に入れるか、
逆光にして、顔全体を影にする、という方法です。
この場合は、人物全体、または顔が暗くなりやすいので、
この場合もフラッシュをONにします。
上の写真は、やや半逆光なので、レフ板を使っています。
顔を明るくするという意味では、フラッシュと同じです。
( 細かなことを言うとちょっと違うけど )
日中、十分明るいのにフラッシュを使うテクニックを
デイライトシンクロと言います。
昔は、フラッシュの光量の計算方法などがめんどうでしたが、
今は、ほとんどのカメラが、これを自動でやる機能を持っています。
ユーザーは、フラッシュをON( 強制発光 )にするだけです。
結局、暗くても、明るくても、
くっきりはっきり、きれいな写真が撮りたければ
積極的にフラッシュを使いましょう。
デイライトシンクロによく似たものに「スローシンクロ」というのがあります。
スローシンクロについては第9回に書きました。
フラッシュの話はまだ続く。
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